今年の愛光杯は、同窓会の50周年行事にあわせて、10月に実施した。現役の生徒にとっては、12日(土)は中間試験の最終日であり、少々無理のある日程だったかもしれないが、3連休の初日ということもあり、以前の大会に比べれば、まだOBにとっては参加しやすい日程だったかもしれない。

 当日、卓球部OBは15名参加してくれ、さらに、それ以外の同窓生OBも数名さんかしてくれ、おおいににぎわった。

 優勝は、15期生の石川さんで、在校時には卓球部員であったらしいが、現在もクラブチームで練習されているらしい。

 例年と同様、今年も優勝賞品は「高いポッキー」。2位・3位はそれぞれ、「ふつうのポッキー」と「やすいポッキー」であった。

個人シングルスの部

 今年は創立50周年であるので、中1生は50期生となる。試合は純然たる中年から、中年になりかけのOB部員、少年まっさかりの中学生部員と反抗期を過ぎようとする高校生部員。実に多才なメンバーによる試合となった。

 組み合わせの抽選は、とりあえず、OB部員に敬意を表して、16シードの抽選を行い、その後、部員も抽選で入った。参加者の実力が計り知れないための苦肉の策ではあったが、実際やってみると、いろいろ幸・不幸はあったようだ。

OBもほぼ集まったところで抽選開始。
いろんな年代の卓球選手でうまった体育館。服装もまちまちである。青いユニフォームは中学生。白いユニフォームは高校生。OBは・・・。
2回戦の西村豊樹(42期)[左]対武智さん(8期)
3回戦の古西(41期)[右]対寺川(高1)
4回戦の対戦。手前は42期の西村豊樹。奥は32期の木下。現役の大学卓球部員である西村が3対2で勝利。
3回戦で死闘を演じた高橋(34期)[左]対星加(35期)。中学・高校時代には団体戦をともに戦った者どおし。3対2で星加が勝利。
※西村信一[固有名詞]愛光卓球部で伝説となっている西村3兄弟の長男。七色の変化サーブを操り、その回転はいまだに誰にもわからない、と言われている。なお、三男の謙一も本大会に参加するも、足負傷のため実力を発揮できず。
↑奥の32期西村信一は初戦で高1長谷川と対戦。往年の超変化サーブは健在だった。
3回戦。手前は高1の菊池。惜しいところまでいくが、2-3で15期の石川さんに敗退。
4回戦。手前は高校卒業したての鈴木(44期)。大学で医学部と本学の両卓球部で修行中であるが、あえなく8期石川さんに敗退。 手前は40期井出。高校卒業後は卓球と縁のない生活を送っていたらしいが、当時の高校ユニフォームを持参して参加してくれた。2回戦で向こう、中2藤井と対戦し、3対0で迫力勝ちをおさめた。
この方は、35期星加のお父さんである(2期)。1回戦・2回戦を突破し、3回戦まで進出した。
4回戦、手前は32期の新開。向こうは35期の星加。同じユニフォームを着ているのは、同じ社会人チームに所属しているためか?両者ともに、ブランク期間がありつつも、現在は卓球の修行を続行中である。
↓ いよいよシングルスの決勝戦である。現役・OB部員を撃破してきた15期石川さん(右:青いユニフォーム)と現役高1部員の寺川の対戦となった。
とにかく、石川さんは元気だった。ほとんど休憩なしの連戦にもかかわらず、最後まで足がとまることはなかった。3対1で現役の寺川を下し、優勝は飾った。

← 副部長の青野からトロフィーをうけとる石川さん。

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