中学で最も大きな大会,「総体」が今年の6月に行われた。初日の団体戦,2回戦は松山一の強豪「雄新中学」。みんなそれに気がいきすぎていたのか,1回戦の城西中学ではS1の佐藤とWの寺川・藤川がとるも,S2の菊池とS3の吉村亮がとられ,2対2でS4にもちこんだ。しかし,S4に入っていた中2の吉村卓はすんなり勝って,精神力の強さを見せた。
2回戦の雄新中学ではおしい試合もあったが,向こうのエース2人には歯がたたず,終わってみると5―0の完敗。従ってあえてコメントは書かないことにする。
翌日の個人戦では残念ながら県大会まではいかなかったが,みんな奮闘した。その中で,一番白熱したのは,シングルスA組の2回戦藤川と津田中のキャプテン三瀬の試合だった。1―1でむかえた第3セット,藤川は16-19で負けていて,窮地に立たされていた。しかし,そこから3本連取して19―19。普通なら誰もが焦り,緊張する場面で藤川は冷静に2本とり,あっさり勝ってしまった。その後,負けた三瀬君が泣いていたというのが,試合の白熱さを物語っていた。
こうして総体では確かにいい結果はでなかったが,みんないい経験をし,精神的に強くなったので,良かったと思う。
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